
「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」や「河童のクゥと夏休み」などのアニメ映画を撮っている原恵一監督が、木下恵介監督エピソードをもとに作った、初の実写映画。昭和20年、気賀(浜松市北区細江町)から、気田(浜松市天竜区春野町)まで、木下恵介(加瀬亮)と兄(ユースケ・サンタマリア)そして便利屋(濱田岳)が、病気の母(田中裕子)をリアカーで、60km山道で運ぶお話です。
http://www.shochiku.co.jp/kinoshita/hajimarinomichi/
観られた方の評価は高いので、まだの方はぜひご覧ください。

静岡県西部地方の遠州弁「だに」「だら」などたくさん出てきます。便利屋(濱田岳)や澤田屋の夫婦(光石研・濱田マリ)の遠州弁うまかったですね。70歳代半ば過ぎのおじいさん・おばあさんたちといっしょにこの映画を観ると戦争の実体験と重なって、ジーンとします。「昭和20年6月の浜松大空襲」「防空壕」「B29」「リアカーで荷物を疎開先に運んだこと」などなど・・・・。
原監督「絵コンテ」うまい!木下恵介監督の作品と関連した演出は、いいですね。
「はじまりのみち」を観ると木下恵介監督の作品が観たくなります。木下恵介記念館では、木下恵介生誕100年記念展をおこなっています。
興味がわいたらぜひこちらへもご来場ください。

ゲスト付きの上映会もあるんですね。2年前のはままつ映画祭にこられた演出家「横堀幸司」さんが8月4日に来場されます。

展示会・上映会の詳細は木下恵介記念館へお尋ねください。
http://www.hcf.or.jp/facilities/kinoshita/
原監督の次回作は何を撮るのでしょうか?アニメ映画・実写映画でしょうか?聞いてみたいですね。
映画祭スタッフ
かね子