香川京子さん 「映画についてのお話」

2月2日。
香川京子さん 「映画についてのお話」
午前中はザ―ザ―の雨。昼すぎ、突然、晴れました。
香川京子さん 「映画についてのお話」
静岡文化芸術大学に来ています。
香川京子さん 「映画についてのお話」
メディア・デザイン・ウィーク2014での映画上映&講演会です。
香川京子さん 「映画についてのお話」
11時半過ぎちゃった。映画、始まってます。急いで会場へ。
黒澤明監督「まあだだよ」
香川京子さん 「映画についてのお話」
内田百閒先生(松村達雄)と奥さん(香川京子)、その門下生たち(井川比佐志・所ジョージ・他)との心暖まる関係を描いた映画です。
俳優さんたちの自然な演技はもちろんですが、馬や猫も演技してました。門下生の一人(寺尾聰)のセリフが一言もないのに存在感があるのに驚きました。
香川京子さん 「映画についてのお話」
「映画についてのお話」が始まります。受講者、ちょっと少ないです。
香川京子さん 「映画についてのお話」
日本映画を代表する監督たち(溝口・小津・黒澤・他)の映画に数多く出演されている、女優「香川京子」さんのお話です。
香川さんは、紺色の上品な2ピースの洋服でした。香川さんは「晴れ女」だそうで、天気も「ピーカン(晴天)」になりました。
一番印象に残る出演作品は、溝口健二監督の「近松物語」で、演技指導は、ほとんどなく、監督から「反射してますか。」と、いつも問いかけれれていたそうです。(反射=相手の俳優の動きに合わせて動く、セリフをいう)。
「近松物語」の峠のシーンの映像を観ながら、解説です。香川さん本当に美しい(べっぴん)です。浮世絵からでてきたような衣装で素敵です。峠から長谷川一夫さんを追いかけて倒れる(転ぶ)シーンは、数多くのテストをして、疲れきって転んで、そして本番になったとの事です。女性らしいしぐさ(動き)は長谷川一夫さんに聞いて、演技されたとのことです。
香川京子さん 「映画についてのお話」
「まあだだよ」の3畳バラック小屋でのシーン(四季の移ろい)は、黒澤監督から「ラブシーンにしたい」と注文があったようで、20年連れ添っている夫婦なのにラブシーン?とても考えたようです。夫役が松村さんだったので安心して演技できたとの事です。
今、三船敏郎のドキュメンタリー映画も作られているようで、出演されるようです。「三船さんは、誰にでもやさしい方で、重い荷物も持ってくれたりして、東宝の撮影所では人気ものだったんですよ。」 「赤ひげ」の狂女のメイク・「天国と地獄」の犯人からの電話を聞くシーンなど・・・。短い時間で、たくさんお話していただきました。

近松物語
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%91%E6%9D%BE%E7%89%A9%E8%AA%9E
まあだだよ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BE%E3%81%82%E3%81%A0%E3%81%A0%E3%82%88

はままつ映画祭(2008年)「東南角部屋二階の女」の舞台あいさつ、池田千尋監督が着ていたの着物は、香川京子さんから頂いたとのこと。着物のことも聞きたかったですね。

映画祭スタッフ
かね子



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